J-AUTOMercedes-Benz and AMG
スペシャリスト ディーラー

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有難うございます。お客さまの愛車ご紹介。

2007年09月17日

今回は、いつもと趣向を変えオーディオの話題です。
ここ最近、お客様方とお話させて頂いておりますが、
残念な事にここの所、McIntosh※3(マッキントッシュ)
DENONなどのアナログ※4高級デッキの販売終了が
相次いでおり、手に入る今の内に、という事も有ってか、
オーディオの取付けを多くお任せ頂いております。
また、年式的に元々付いていた社外品の旧態化や、
グレードアップという理由なども有りますよね。

オーディオの世界はオリジナル至上主義のお方でも、
改良・改善の入り口として、入り易い世界では
無いでしょうか。                                        AFTER
市販車としては異例といえる程、ボディのしっかりとした
500Eですから、交換は本当に効果的な物になります。

実際の交換の手順としては、音の第一の入口である、
ヘッドユニット(純正のカセットデッキ部分ですね)を
まず交換。そして第二に、音の出口、スピーカーの交換。
これだけでも、ガラッと出て来る音が変わるのは
誰でも知っていますよね。
ここまでで「ご満足」という方も多いかと思います。
しかし、より良い音を目指したいという方には
次のステップが有ります。
外付けのパワーアンプとケーブル(配線)類に拘り、
その取付け方法にも拘り、ウーファー取付けまで行けば、
ここで、完全なるオーディオシステムの完成です。
ここまで来ると、使用する機器の組合せ・マッチングの
問題や、ビビリ音など制震対策の問題、適正な
スピーカーボックス容量計算など、気になる点が
盛り沢山!また、良い機器を生かすも殺すも取付や
配線など次第って言う事も出て来ます。
で、皆さん「もっと高い海外メーカーのアンプじゃ
無くちゃ駄目だ!」とか、「あのブランドのスピーカーが
良いらしい...!」と、
深い迷宮にハマって行かれる訳です。
私松本も昔からオーディオは好きで、常に新製品を
チェックし、失敗と成功の繰返しです。
しかし大変有難い事に、お客様ご指定の機器などを
組付けを含め、音の方向性を探りながら来た中で、
確実に見えて来たモノもございます。それは、、、

?拘るべきは、トータルバランス!
ヘッドユニット・ケーブル・アンプ・スピーカーと、
それぞれが重要で、一点豪華主義は効果薄。
?超高級機で無くとも、各メーカー共に、音に拘った
コストパフォーマンスの高いモデルは有る!                                    before
?スピーカーは銘柄・値段より、その取付に拘るべき。
特に大ボリュームで音楽を楽しまれるなら、絶対に
ネットワークとツイーターが別体2wayタイプをチョイス
がGOOD!もっと言えば、ネットワークは超重要!
?走る車の中は音造りが本当に難しい。エンジン・
ロードノイズで低音域(400Hz以下)が消され、
内装部品や自分の体などで、ボーカルなどの中音域
(1kHz〜4kHz)が吸音され、高音域(8kHz〜15kHz)
は特にガラスの反射で増幅され易く、キンキンした音が
出易い。こんな所でしょうか。

今回、写真でご紹介させて頂いております、お車は
■スピーカー MacAudio(ドイツ製)前後TradeIn  ■ヘッドユニット Nakamichi MD45-Z(O/H品)※1
■CDチェンジャー Nakamichi MF51(O/H品)   ■パワーアンプ FOCAL(フランス製)FP5.500-5ch※2
■ケーブル MonsterCable MPCi302-RCA4ch LightningAudio 4AWG電源ケーブル
■ウーファー CAROZZERIA TS-W202 20cm
SONYのヘッドユニットとチェンジャー、CAROZZERIAの4ch+1chアンプから、スピーカーとウーファーは
そのままに、上記部品のお取付けをお任せ頂きました。音楽関係のお仕事をしていらっしゃられる、
オーナーY.S様からは「前のSONYの音も駄目ではなかったけれど、Nakamichiに交換して一気に
綺麗な音になったよ。特に高音域は以前より出しゃばり過ぎずに、綺麗に素直な音色を出すように
なったね。」と嬉しい、お喜びの声を頂戴致しました!
取付機器・配線のチョイスに頭を悩ませ、以外に骨の折れる電源・スピーカー配線の引き直しや、
アンプ設置ボードの再作製など、苦労を経て御納車となったこのクルマ、個人的にも全く同様の感想を
抱いておりましたので、的確なご表現もまた、本当に嬉しく存じ上げます。
Y.Sさま有難うございました!今後もスピーカー・ウーファー交換の際には、宜しくお願い申し上げます。

※1 根強い人気、日本が誇るHi-Fiオーディオ界の老舗Nakamichi。個人的には、CD45Zとこのモデルの
   音の方が良かった様な気が、、、。原音追求・着色の無いストレートな音を出す印象ですね。
   省スペースで使い易く音も良い、デジタル出力付きMF51-CDチェンジャーが無くなったのは残念ですね。
※2 CarAudio界ではHi-Fiスピーカーの分野で言わずと知れた、フランスFOCAL社製の新製品。
   一般的に、緻密で繊細な音を出すと言うメーカーのイメージですが、その新製品アンプがこちら。       
   FOCALが自社スピーカーに組合わせる「最良のアンプ」として開発した、との事ですが
   スピーカーのイメージと少し違う、「芯の有るシッカリとした音を出すアンプ」と言う印象でした。
※3 老舗AmericanAudioブランド。特にHomeオーディオのアンプでは有名で、クルマ用もそれと共通項の多い、
   少し温かみの有る骨太サウンドに定評が有ります。私松本もヘッドユニットとアンプは愛用してます。
※4 ここで言うアナログとは、CAROZZERIAなどが切開いたタイムアライメント機能付(各スピーカーから
   音の出るタイミングを変更出来るモデル達の事)モデルに対しての事。確かに、オーディオコンペなど
   では勝利の必須アイテムになっていますが、今尚オーディオ評論家のお方などでも高級アナログ派が
   多いのが事実。

Special Thanks Owner Mr.Y.S

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