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最近読ませて頂いた本について・・・Über einem Buch las ich vor kurzem durfte

2013年03月06日

最近読ませて頂いた本について・・・
Über einem Buch las ich vor kurzem durfte


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御客様に「500Eの事が書かれていますよ!」と、教えられ
早速、読ませて頂いた沢村慎太郎さんの著書です。

歯に衣を着せぬ、鋭い自動車評論は福野礼一郎さんが有名ですが、
もう少し解かり易く、自動車と言う機械を構造・構成から考察していく
沢村慎太郎さんの切り口は理路整然としており、とても勉強になる本でした。

実は数年前の話ですが、とある自動車誌にて
弊社から’94 E500の御試乗に在庫車をお貸し出しし、
沢村慎太郎さんにお乗り頂いた事が有りました。

ご本人はご存知無いと思うのですが、
その時実は、私松本の熱烈なリクエストで是非是非、
沢村さんに500Eの御試乗記を書いて欲しい、と
生意気にも直接、編集の方にお願いをさせて頂いたのを憶えております。

その際、沢村慎太郎さんとお会い出来るかと楽しみにしておりましたが、
残念ながら(失礼!)、編集部の方が試乗の為のW124-E500を
お引取りに来られ、ご返却も編集のお方と、お会いする事は叶いませんでした。

尚且つ、御試乗後のインプレッションも言伝も頂けず、
試乗までの道中を運転された編集の方の大絶賛は頂けたモノの、
校正(本が出る前にココは直して欲しい、などのお願いをする)も全く無しで、
沢村さんの記事が誌面に出るまで、どんなコメントをされるのか凄く
ドキドキしていたのを思い出します。

結果的には、程度が良いとか悪いとかのコメントは一切無く、
ただただ、真面目にメルセデス・ベンツ500Eの特徴や魅力などを
論されている内容で、それはそれで、念願の沢村さんがお感じになられた
W124-500Eを描いて頂けた嬉しい記事
で有りました。

日頃から程度の良さにに拘って仕入れ、且つ、完璧な整備の仕上がりを目指す
弊社、ジェイオートとしては若干、寂しく感じながらも、程度に問題は無かったんだな
と、胸を撫で下ろした思いが蘇ります。

さて、話が長くなりましたが、今回の沢村慎太郎さんの著書,
「午前零時の自動車評論 3」の中で、「500Eだけの理由」という題名で
14ページに渡り、W124-500Eについて書かれております。

そこは流石、沢村慎太郎さんですね。
既存のメルセデス・ベンツ500Eの評論とは打って変わっての内容で、
W124の中で、どこが500Eは違うのかから始まり、ボディの骨格に対する考察、
メルセデス・ベンツの中でも、500Eだけが持つ感触は一体
何から来る物なのかをお話されております。

500Eについては、私松本、個人的にはもう少し、例えば、
フラットトルクのV8エンジンの素晴らしさや、ワイドギアレシオのATとの
相性の良さから来る気持ち良さ、高速走行で地に貼り付くかの様な
リアのレベライザー付きサスペンション(ショックアブソーバー)などについて、
是非、触れて欲しかったと思いましたが、それは私自身の思い入れが
有り過ぎるが故の贅沢でしょうか。

とにかく、この一冊を読ませて頂き、余りの面白さに
立て続けに「午前零時の自動車評論」二・四巻も購入し、
一気に完読しました。
(一巻も注文しましたが、H25年2月現在売切れの様です。)

昔は好きだったが、クルマがつまらなくなった、などと
お考えの方にもお薦めします!
その答えがこの中に有るかも知れません。

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